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CellSearch®(セルサーチ)システムについて



CellSearch®(セルサーチ)システム

フェノタイプ/ジェノタイプ解析

CellSearch® Profile KitによるCTCの濃縮

 

CellSearch®(セルサーチ)システム


CellTracks® AutoPrep® System
CellTracks® AutoPrep® System

 米国Veridex社の開発したCellSearch®システムは現在、乳がん、前立腺がん、大腸がん領域でFDAの承認を受けた唯一の検出系です。CellSearch®を用いた論文は100報以上に上り、近年では、上記のがん以外のがん種の研究結果や、治療の予測因子としてのCTC数、CTCに発現するタンパク質マーカー(フェノタイプ)や遺伝子の増幅や変異(ジェノタイプ)、mRNAの発現など、複数のマーカーおよび測定手法を組み合わせた技術まで報告されています。

 

 下図はこれまでCellSearchシステムを用いた研究論文の年代別報告数をグラフ化したものです。報告数は年々増加傾向にあることが見て取れます。

(2013年1月現在)

●CellSearch®システムを用いた文献情報はこちら

 

フェノタイプ/ジェノタイプ解析


 血液7.5 mLに存在するCTC数だけではなく、CTCに発現するバイオマーカーを測定するCTCのフェノタイプ解析を実施することも可能です。CTCのフェノタイプやジェノタイプを解析することによって、分子標的薬のターゲットやサロゲートマーカーを評価できる可能性があり、予後の予測因子としてだけではなく、治療の効果予測因子として応用できる可能性があります。

 

関連論文紹介

■CTCに発現するγH2AXのフェノタイプ解析

Monitoring Drug-Induced γH2AX as a Pharmacodynamic Biomarker in Individual Circulating Tumor Cells

Lihua H. Wang, Thomas D. Pfister, Ralph E. Parchment, Shivaani Kummar, Larry Rubinstein,Yvonne A. Evrard, Martin E. Gutierrez, Anthony J. Murgo, Joseph E. Tomaszewski,James H. Doroshow, and Robert J. Kinders

Clin Cancer Res. 2010 Feb 1;16(3):1073-84. Epub 2010 Jan 26.

PMID:20103672

  本論文ではDNA損傷のマーカーとして知られるリン酸化ヒストンH2AX(γH2AX)に着目し、CTC内におけるγH2AXと投薬効果の影響の関連性を 調べています。投薬後の複数の癌症例におけるCTCをCellSearchシステムを用いて検出し、CTC内のγH2AXの発現を併せて確認しました。そ の結果、投薬後のCTC内のγH2AXの量が投薬前に比べて上昇していることが明らかになりました。抗癌剤の多くはDNA損傷によりアポトーシスを引き起 こすことで作用を発現しています。γH2AXの検出はこの抗癌剤効果を明らかにする上で非常に有効であると考えられます。癌患者の血中CTC数の測定に加 え、γH2AXの検出を行うことで、簡便かつ高精度な投薬作用の検査が可能であることが示唆されました。

(文献の解釈につきましては、一切の責任を負いません)

 

■染色体FISHによるCTCジェノタイプ解析

Characterization of Circulating Tumor Cells by Fluorescence In Situ Hybridization

Joost F. Swennenhuis, Arjan G. J. Tibbe, Rianne Levink, Ronald C. J. Sipkema,Leon W. M. M. Terstappen

Cytometry A. 2009 Jun;75(6):520-7.

PMID:19291800

CRPC症例CTCにおける染色体コピー数変動

 去勢抵抗性前立腺がん患者59人について、CellSearch®システムとFISHアッセ イを組み合わせて、CTC数の測定と、1、7、8、17番染色体のプローブを用いたCTC中の染色体数異常を検出しました。CTCにおけるM30発現を見ることで、アポ トーシスを起こしている細胞を区別しています。その結果、検出されたCTCは平均して、2.8コピー/1番染色体、2.7コピー/7番染色体、3.1コピー/8番染色体、 2.3コピー/17番染色体をそれぞれ含んでいることが分かりました。CellSearch® システムとFISH法を用いたフェノタイプ解析を行 うことで、がん細胞のより詳細な評価が可能になることが示唆されています。

(文献の解釈につきましては、一切の責任を負いません)

 

CellSearch® Profile KitによるCTCの濃縮


CellSearch® Profile Kit
CellSearch® Profile Kit

 CellSearch®システムでは、CTCの遺伝子プロファイル解析を行うことも可能です。Veridex社のCellSearch® Profile Kit (右図)では、上皮細胞マーカーであるEpCAMでCTCをトラップし、血液中のCTCを濃縮することが出来ます。

 

関連論文紹介

■Androgen Receptor Mutation発現解析

Detection of androgen receptor mutations in circulating tumor cells in castration-resistant prostate cancer

Jiang Y, Palma JF, Agus DB, Wang Y, Gross ME.

Clin Chem. 2010 Sep;56(9):1492-5. Epub 2010 Jun 25.

PMID:20581083

プロファイル試薬は遺伝子変異解析に有効

 Androgen Receptor(AR)は前立腺の機能と前立腺がんの発達において重要な因子です。本論文では去勢抵抗性前立腺がん患者35人について、CellSearchシステムを用いてCTC数を測定するとともに、CellSearch® Profile Kitを用いてCTCを濃縮しています。その後著者らは変異解析のために、濃縮したCTCからRNA抽出、逆転写を行い、WAVE法によるシークエンス解析を行っています。その結果、35人中20人からAR変異が検出されました。CTCが少ないまたは、 検出されない場合でもAR変異が検出されたことから、CellSearch®システムによるCTC数の測定に加え、CTCプロファイル試薬による遺伝子変異解析の有用性が示されました。また、前立腺がんに限らず、その他のがん種に有効な遺伝子変異マーカーの解析に有用であることを示唆しています。

(文献の解釈につきましては、一切の責任を負いません)

 


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